毎日の健康維持に欠かせない栄養素、ビタミンB1が発見されて今年で100周年。日本人が世界で初めて抽出したビタミンB1は、脚気(かっけ)などさまざまな病気の予防や治療に貢献してきた。ビタミンは現在13種類。健康づくりから治療効果までビタミン新時代の展開が期待されている。(坂口至徳)
◆日本は研究の先駆者
ビタミンB1は明治43(1910)年、東京帝国大学農科大学(現東京大学農学部)教授の鈴木梅太郎博士が発見した。米ぬかから有効成分を取り出し、アベリ酸と名付けた。44年に日本語で論文を発表したため、後に発表したポーランドの学者のビタミンの名称の方が先に世界に広まった。
これをきっかけに、「微量で効果はあるが、人間の体内で作られない」という共通の性質を持つさまざまなビタミンが発見された。それらは水溶性と脂溶性の2つに分類。「水溶性」はB1のほか、全身の出血が起こる壊血病を治すビタミンCなどで、多量に取っても尿として排出され、体内に蓄積されない。「脂溶性」は夜盲症に効くビタミンAなどで、蓄積されるが、過剰だと副作用が出る。
ビタミンの特徴の一つが、不足すると特定の欠乏症を起こすことだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100713-00000073-san-soci
