日本固有の装いである着物。しかし、今では冠婚葬祭の際に着る程度で出番は少ない。値段が「高価」、着るのが「困難」、作法が「高度」という“3K”の印象からか。でも、正月は着物で迎えたいと考えている人は多い。きものスタイリストの石田節子さんは「着物はすそが地面につかず、帯が落ちなければ良いので着付けは簡単。流行に左右されないから長く着られてお得だし、体形も年齢も選ばず誰でも似合う」と話す。(小川真由美)
≪関東と関西で違い≫
『着物の歴史』(橋本澄子編・河出書房新社)によると、現在の着物の原型は約400年前の江戸時代初期の「小袖」。小袖は、長方形の反物を直線で裁断して縫い合わせたもの。古代は男女とも上下のツーピースだったが、中世には貴族階級で十二単(じゅうにひとえ)が流行する一方、庶民の間で日常着として小袖が定着。その後、江戸時代初期に上流階級も含め、着物は小袖に統一された。
「着物」と一口でいってもさまざま。高島屋の池田喜政・呉服ディビジョン長によると、染め物では京都、金沢、東京、沖縄の各友禅のほか、全国津々浦々の織物があり皆個性がある。ただ、留め袖や振り袖、訪問着や小紋などの格式は全国で共通する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091227-00000023-san-soci
