売り上げが大きく落ち込む百貨店が巻き返しを図ろうと、あの手この手で年末年始商戦に乗り出す。品質を担保した低価格商品、商品知識や人脈の豊富さを生かした体験型商品を新たな目玉とするなどアピールに必死だ。政府が「緩やかなデフレ状況にある」と認定し日本経済。冷え込む人々の消費マインドに再び火をつけることはできるのか。(津川綾子)
◆早々とバーゲン
日本百貨店協会が発表した10月の全国百貨店売上高(既存店ベース)は、前年同月比10・5%減。10月の下落率としては戦後(現行統計スタートの昭和40年以降)最大の落ち込みとなった。緩やかなデフレ状況は「高価格」イメージの百貨店にとって、さらに不利な状況だ。
逆風続きの中、ひと足早いバーゲンを武器にするのが、大丸東京店(東京都千代田区)。従来は「定価販売のピーク期」に当たる12月2日からバーゲンをスタートさせる。冬物としては異例の早さだ。今冬は「先行層によるコート購入が前年に比べ苦戦」(同店担当者)と売れ行きが鈍いため、お買い得感でより幅広い集客を図る作戦に打って出た。
アンゴラ混やダウンなど高級素材の婦人用コートの1万500円均一や、カシミヤセーター5250円などを売り出す。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091127-00000014-san-soci
