ワインの産地を巡る「ワインツーリズム」が日本でも本格化し始めた。試飲や買い物だけでなく生産者と交流し、自然や食文化も楽しむ欧米などで盛んな旅スタイルだ。主な産地では気軽にワイナリー(醸造所)を回れる有料イベントも開催される。人気の背景には世界レベルを目指す中小の造り手の増加があり、専門家も「造り手を知ればワインの味が分かる」とすすめる。(寺田理恵)
≪地域活性化も≫
「飲み放題イベントではありません。まちを歩き、ぶどう畑や史跡を見ながら…」。こんな説明が添えられたのは、11月7日に山梨県甲州市で開かれる「ワインツーリズム2009」。ワイナリーが集まるエリアを循環バスでつなぐ産地散策イベントという。
カフェや酒店の経営者らが「ワインツーリズム山梨」を設立し、昨年始めた。ワインの消費喚起にとどまらず、地域の活性化につなげる狙いもある。2回目の今年は30ワイナリーが参加。「頑張っているブドウ農家の発表会。歩くことで産地を堪能してもらい、リピーターを増やしたい」(大木貴之副代表)と話す。造り手の思いを伝える冊子も販売する。
海外で評価の高い「桔梗(ききょう)ケ原メルロー」など赤ワインの産地として知られる長野県塩尻市では、市などが平成17年から「塩尻ワイナリーフェスタ」を開催している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090927-00000020-san-soci
