文化の薫り高い資生堂とサントリーの商品を展示した展覧会が東京で開かれている。
資生堂の化粧水「オイデルミン」(1897)のキュートなガラス瓶。続いてサントリーの歴史を感じさせる格調高い「赤玉ポートワイン」(1907年)、「ヘルメスウイスキー」(1911年)…。
約1世紀にわたる両社の商品が年代順に交ざり合って並べられ、互いに個性を発揮している。サントリーが「人懐っこくて豊かな面白みがあるような人間らしいデザイン」(デザイン部)として、遊び心満載で親しみやすい。
一方、資生堂は「すべてのものはリッチでなければならない」(宣伝制作部)と、心の豊かさを表現。余白を生かし、上品で清潔かつ高級感のあるデザインが追求されている。
自社商品のデザインは両社ともに社内デザイナーが制作しているのも共通。
それゆえデザインコンセプトに一貫性がある。次々と商品が新しいデザインで発売されると同時に、サントリーの「角瓶」(1937年)や資生堂の「ドルックスコールドクリーム」(1932年)のように、発売当初からデザインはほとんど変わらない商品があることにも表れている。
また、アールデコ調のモダンガールがデザインされた資生堂の「モダンカラー粉白粉」(1932年)などは、アールデコが日本で花開いたことを示し、資料的にも興味深い。時代や文化を反映した化粧品、飲料など約400点が展示され、両社のデザインにかける思いが伝わってくる。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090520-00000041-san-soci
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